SUBSTITUTEの使い方と例【エクセル関数】

エクセル(EXCEL)のSUBSTITUTE関数の使い方と例です。

目次

SUBSTITUTEの書式の解説

書式(構文)

書式と説明関数の分類
=SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])

▼文字列中の指定された文字を他の新しい文字に置き換える。
テキスト
文字列置換を行う文字列必須
検索文字列置換したい文字の値必須
置換文字列検索文字列を置き換える値必須
出現回数置き換える文字の位置任意
使用時のポイント
文字と小文字を区別して置換
出現回数を指定することで、特定の出現だけを置換することが可能
複数の異なる文字列を置換する場合は、SUBSTITUTE関数をネストさせる
ワイルドカードを活用した置換はできない

SUBSTITUTEの使い方と使用例

文字列中の文字を指定した文字に置換する

【使用例】「このドキュメントは重要です」の重要を必須に置き換える

=SUBSTITUTE(A2,B2,C2)

1:置換対象のテキスト「このドキュメントは重要です」があるA3を指定
2:置換したい文字「重要」(B2)を指定
3:置換後の文字として「必須」(C2)を設定

結果:このドキュメントは必須です

SUBSTITUTE関数は、対象の文字列に対して、指定した文字を任意の文字に置き換えることができます。上記の例ではセルを参照していますが、=SUBSTITUTE(“このドキュメントは重要です”,”重要”,”必須”)のように、文字を直接していすることも可能です。

出現回数を指定して置換する

【使用例】「2023/01/01, 2023/02/01」の2回目の2023を2024に置き換える

=SUBSTITUTE(A3,B3,C3,2)

1:置換対象のテキスト「2023/01/01, 2023/02/01」があるA3を指定
2:置換したい文字「2023」を指定
3:置換後の文字として「2024」を設定
4:2回目の2023を置換したいので2を指定

結果:2023/01/01, 2024/02/01

4つ目の引数として、検索した文字列が複数あった際に、何個目を置換するかを指定することができます。記述しない場合は、1個目が置換されるので使い分けましょう。

SUBSTITUTEの応用テクニック

ネストさせて複数回置換を行う

【使用例】今日です。に「は」と「雨」を追加して「今日は雨です。」にする

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A2,"今日","今日は"),"です","雨です")

1:置換対象のテキスト「今日です。」があるA2を指定
2:置換したい文字「今日」を指定
3:置換後の文字として「今日は」を設定
4:SUBSTITUTEをさらに囲い、ネストさせる
5:置換したい文字「です」を指定
6:置換後の文字として「雨です」を設定

結果:今日は雨です。

文字を複数回置換したい場合は、SUBSTITUTE関数をネストさせて、さらに文字列を置換することができます。もちろん、最初に置換で追加した文字を置換し直すことも可能です(上記の例であれば「今日は」の「は」の字を、2回目で置換対象とすることができる)。

3つ以上置換したい場合も関数をネストさせることで実現できます。

改行を削除する

【使用例】改行を削除して「、」に置き換える

=SUBSTITUTE(A2,CHAR(10),"、")

1:改行を含むA2を指定
2:改行を意味するCHAR(10)を検索対象に
3:置換後の文字として「、」を設定

結果:りんご、バナナ

SUBSTITUTE関数は、CHAR(10)と組み合わせるとで、改行を削除できます。改行を削除したい際に便利な方法なので覚えておきましょう。

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