【エクセル】セルを固定して参照する方法【スプレッドシート】

エクセル(スプレッドシート)における、セルを固定して参照する方法です。

目次

セルを固定して参照する方法

  1. 絶対参照で固定する
  2. 混合参照で一部固定する
  3. 名前付き範囲を使う
  4. 列指定によって参照のズレを無くす

絶対参照で固定する

絶対参照で5の段の九九を完成させる例
=$A$2*B2

絶対参照は、セルの参照に「$」を追加して行います。例えば「$A$2」のように記述するこで、そのセルへの参照は移動やコピー、オートフィルをしても変わりません。

上記の画像の例では、オートフィルした際に、掛ける値はB2、B3、B4と参照を変更していますが、絶対参照を使用しない場合は、固定する数字の5の下のA3やA4を参照してしまい、予期した結果が得られていません。

しかし、絶対参照の列では、「5」を毎回絶対参照することで、掛ける値の列はB2以降の2,3,4をかけていき、5の段の九九がうまく表示されています。

混合参照で一部固定する

混合参照で掛け算を行う例
オートフィルした際に5の段の九九が表示されるようにセルを参照させる
固定する対象
列を固定=$A1
(列の前に$)
行を固定=A$1
(行の前に$)

混合参照は、列か行の片方を固定する方法です。片方だけを固定することで、もう片方のセルは参照範囲をずらしてデータを作り出す際に便利です。

列が同じ場合は行を固定

【縦の列】
=B2*A$2

縦のC列の場合は、下方向にオートフィルして計算式をコピーしていくので、参照するA列は固定する必要がなく、行がA2,A3,A4とズレないように$を付けて固定しています。

行が同じ場合は列を固定

【横の行】
=D1*$A2

一方横の2行目の場合は、右方向にオートフィルして計算式をコピーしていくので、参照するA列は固定する必要がなく、行がA2,B2,C2とズレないように$を付けて固定しています。

名前付き範囲を使用する

A2セルを「固定値」と名前を付け計算している例

名前付き範囲は、指定した範囲に名前を付けることで、関数や数式内で、設定した名前を使うことができる機能です。日本語や英語、記号で名前を付けられるため、可読性を上げる際に役立ちます。

名前付き範囲を指定した範囲内の値を編集すると、数式や関数の結果も変わります。

名前付き範囲の設定方法

手順説明
1
上部のメニューバーから
「データ」→「名前付き範囲」を選択
2
右に表示されるバーから、範囲に名前を付ける
3
データ範囲を選択をクリック
4
固定したいデータ範囲をクリック
または、ドラック&ドロップで選択する

範囲を選択したらOKを押す
6
完了を押す
7
名前付き範囲が追加される

列指定によって参照のズレを無くす

XLOOKUPの参照範囲に列を指定した例
【オートフィルした際の値】
=XLOOKUP(E2,A:A,C:C,"該当なし")
=XLOOKUP(E3,A:A,C:C,"該当なし")
=XLOOKUP(E4,A:A,C:C,"該当なし")...

上記の例では、XLOOKUPの範囲の指定に列を使用することで、オートフィルした際に毎度同じ列内から値を探すように固定しています。上下に参照したくない同じ名前の物が無い場合は、列を参照する方法が有効です。

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